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2013年8月 4日 (日)

子供たちと接する時

ボランティアで子供たちと接している時に思い浮かんでくる言葉があります。
“こころに残るとっておきの話”という古い書物の中の一節です。

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『女の子供がいます。その子は、生まれながらにして、
知恵おくれでした。幼稚園は、近所の子供達と一緒に、通っていたそうですが、
小学校にあがると、ちょくちょく学校を休むようになって、とうとう、
一年生が終わるころには、全く学校に行かなくなったそうです。
四年生にあがるころ、その子の両親は話し合って、
中学にあがるまで養護学校にあずけることになりました。
養護学校には、寮みたいなものがあって、勿論、家に帰ることはできません。

四年生で入ったその子は、一年生の学習から始めなければなりませんでした。
専門の先生が、一対一で、主要科目を一年生の問題から丁寧に教えていきました。
その日習った新しいことを、毎日毎日、その子は母親に電話で報告しました。

先生が、ある日、算数を教えようとしたときのことです。

先生は、

「500円玉、100円玉、10円玉、三つのお金があります。
どのお金が一番大きなお金ですか?」

とその子に質問しました。するとその子は、

「10円玉」と答えるのだそうです。

先生は、「500円玉なのよ」と教えましたが、
何度教えても「10円玉」と答えてしまうのです。先生は、
「500円玉と100円玉と10円玉は、500円が、たくさんの物が買えるのよ。
だから一番大きいのは、500円でしょ?」

と言うのですが、その子はどうしても違う、10円玉だと言うので、先生は、

「それじゃ、10円玉の方が大きい理由をいってごらん」

とたずねたそうです。するとその子は、

「10円玉は、電話ができるお金。電話をすると、お母さんの
声が、聞けるのよ」 そう言ったそうです。 』

当社は、「ありがとう」を沢山集める会社になろうと心掛けています。
相手が何を考え、何を大切と考えているかを想い、
それが素直に受け入れられる人でありたいと願っています。
とても難しいことですが。

子供たちに接する機会があることに心から感謝しています。

取締役 管理本部副本部長 大隅 晃

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