« セカンドライフ | トップページ | 健康であること »

2010年11月16日 (火)

会社を守るということについて

『いま、コンプライアンス(法令順守)という言葉が、
より無難で、チャレンジしない、
危ないことをしないという意味になっている』

これは、「若者と討論番組」の中で、
評論家の田原総一郎さんが発した言葉です。
当社は、ISO9001(品質)やISO14001(環境)、
プライバシーマーク(個人情報保護)等の
枠組みを構築してきましたが、心の中で、いつも葛藤してきたのは、
まさにこの言葉だと感じています。

会社を守るために、
これらを構築してきたという気持ちは微塵もありません。
どうしたら、社員がチャレンジすることを止めずに、
突き進んでくれるか、どうしたら柔らかい発想で、
仕事に取り組んでくれるか、そればかりを考えてきました。

だから、エイトの社員は、何がISO9001なのか、
何がISO14001なのか要求事項とは何なのかということを、
ほとんど意識していません。通常の業務を行っていけば、
自然とこれらのシステムに準拠していることになります。

ISO9001では、こうだからこうするのが良いと考えたら
守りに入ります。田原さんが危惧しているように、
守りに入った会社は絶対に発展しないと考えるからです。

会社の中に、規則を作り、監査する仕組みを作るのは当然です。
何が正しいか、どうあるべきかを知って行動すべきだからです。
しかし、どんなに細かいルールを作っても、
抜け道を作ろうと思えば、可能です。
だから、最後の砦は社員一人ひとりの良心次第となります。

当社の今年度テーマ

『地域社会への貢献と弊社に関わった全ての人の幸福を目指す』

は、決断に迷ったら、この言葉に照らして判断しよう
とする時の基本としています。

一方で、このような考え方で会社の中に、
仕組み構築を進めていくことができるのは、
実は大変ラッキーであるという気もしています。
どの会社も、このように考えて
実際に実現できているか疑問だからです。
むしろ、そうでない方が多いのではないかと思います。

エイトでは、これらの枠組みが、無言の武器として、
社員の皆さんにとってどんな力になれるかを考えて構築し、
向上させてきたつもりです。

田原総一郎さんは、この討論番組の終わりに、
特に若い人たちに向かって、

『社会に向かって表現する手段を持て』

と言っています。これに倣(なら)って、

『エイトの社員は、会社に向かって表現する手段を持て』

と言いたい。私自身は、明らかに会社側の人間なので、
物事をどうしても保守的に見がちですが、
エイトの将来性は、このことがどの程度実現できるかに
懸かっていると感じています。
おとなしく黙ってもくもくと業務をこなしてくれる社員が
「良い子」と見られがちですが、「良い子だらけ」の会社が
発展することは恐らく無いでしょうから。

実行力のある、うるさい人がひとりもいないことに
ならないようにしたいと思っています。

社長が言う前に、「こうしませんか」と言ってくれる社員が
沢山育つことを願っています。

向かう方向が一つである限り、この会社が揺らぐことは無いと
確信しているからです。社内システムとは、
そのためのツールだと思っていますし、
これからもこの方向性は守りたいと思っています。

取締役 管理本部副本部長   大隅 晃

株式会社エイトホームページへはこちらからどうぞ

|

« セカンドライフ | トップページ | 健康であること »

05 大隅 晃」カテゴリの記事

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1270987/37690445

この記事へのトラックバック一覧です: 会社を守るということについて:

« セカンドライフ | トップページ | 健康であること »